秋の気配、第7回IST開催[2023.9.30]

 9月のISTについては、全日本マスターズを含め各地方選手権が目白押しだったため、9/30(土)に日程変更し開催されました。酷暑続きの暑さも、幾分おさまり、ようやく秋風が吹く季節になりましたが、この日は前線通過によるスコールに見舞われたものの、総じて微風に終始しました。
第1R、コース3でスタート。途中から雨雲とともに右からのブローが入ってきて、この日の中で一番吹いたコンディション。サイドマークで絡んだり、沈艇がでたりしましたが、大工選手がしっかり走りTopフィニッシュ。2位に若手の宮脇君が入ります。この後、前線通過に伴いスコールのような雨に降られ、夏仕様のメンバーは寒さに震えます。ただ、前線通過後は、風もおさまってきました。

 第2R、右方向に振れたのでマークを打ち替え、コース4でスタート。下有利のスタートとなりましたが、即タックでポートロングの上りです。その中でも左海面を使い、うまく滑らせた宮脇君が、悠々と1位を走っています。このレースで宮脇君がTopフィニッシュし、ISTで初の1位を捕りました。おめでとう!! 2位は平尾選手が入りました。
第3R、左方向に振れたので再びマークを打ち替え、コース4でスタート。下有利と思われましたが、スタート直前、上有利になり、スターボロングな上アプローチとなります。風もどんどん弱くなり、持久戦の戦いでしたが、大工選手の滑りは抜群でTopフィニッシュ。2位には高嶋選手が追い上げて入ります。この時点で13:30、風も無さそうなので、一旦はノーレースとしてハーバーバックを始めましたが、帰っていると風が入るのが”あるある”です。時間もまだ早いので、もう一度第4Rにチャレンジです。

ただ、スタートして間もなく、風は無くなりみなさん漂いながらの上アプローチ。時折入る弱弱しいパフを掴みながら、大工選手、芳野選手の順で1上回航。下マークまでの持久戦を耐えながら、心の中で「コース短縮」を懇願!その願いが通じたのか、1下からそのままフィニッシュの指示が運営から出されます。下マーク⇒フィニッシュのアプローチでは、先行する大工選手に芳野選手が肉薄。鼻の差で逆転は出来ず、1位大工選手、2位芳野選手となりました。

結果、優勝は、吹いても吹かなくても早い大工選手が貫禄の優勝!! 2位は安定の高嶋選手。3位は、武井選手と同点タイながらデューク佐藤選手が入りました。暑かった夏もようやく終わりそうで、これから気持ちのいい季節になりますので、レーザーセイリングを益々楽しみましょう。  (よ)

<結果> 成績表 ⇒
1位:大工    1-5-1-1 ( 8点)
2位:高嶋    3-4-2-3    (12点)
3位:佐藤孝 6-9-3-5    (23点)
4位:武井  4-8-5-6    (23点)
5位:宮脇    2-1-12-10 (25点)
6位:佐藤潔 11-3-7-4  (25点)

(写真上:初のTopフィニッシュで笑顔の宮脇選手
写真中:最終Rのフィニッシュ海面は鏡のよう
写真下:貫禄の優勝!!大工選手)

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