雨天の中、第12回TBFゴルフコンペ開催[2024.10.9]

 

 去る10/9、第12回TBFゴルフ大会を、雨天の千葉新日本ゴルフ倶楽部で開催し、TBF(Tokyo Bay Fleet)7名のメンバーが参加しました。
TBFゴルフ部認定ハンディキャップで争われ、優勝 佐藤キヨシ選手、準優勝 佐々木健選手、3位 池田選手となりました。
手首痛の池田選手は、なんとオールアイアンで挑みながらも手堅く100切り、自転車落車による肋骨骨折治癒しかけの佐々木選手は、振り切れないハーフショットのおかげで曲がりが抑えられ、夏ゴルフ合宿&各地レーザー遠征の成果を思う存分発揮した佐藤選手はベスグロもたたき出しました。
いよいよ年末、第13回TBFゴルフ大会を12/19に控え、各メンバー、練習ラウンドに余念が無い模様です。  (レポート:ささ)

今年も大詰め、ラジアル縛り第9回IST開催[2024.11.16]

 11/16(土)の予備日に開催されたIST、ラジアル10艇が出場しました。風は北よりで5m/s程度、陸からなので強弱があり、風向も15~30°くらいで変化しています。天気は曇りですが気温が20℃程度まで上がり、寒さはあまり感じません。スタートラインは下有利で設定され、すべてコース2でした。
第1レースは11時スタート、時々ブローが入って上れる右海面がよかった気がします。潔さんがずっと先頭でそのままフィニッシュ、私も頑張ったのですが追いつけず・・・

 2レース目はスタート後、左に伸ばす艇が多かったのですが、私は途中から右側に展開したらうまく前に出られて1上トップに。途中危ない場面もありましたが、何とかそのまま逃げ切りました。
第3レースはスタート後に右に行った艇が先行する展開で、潔さんと見目さんのトップ争いに。2上で見目さんが痛恨のマークタッチ、1回転の間に潔さんが抜き去ってトップを勝ち取りました。
最終レースは若干風が落ちて風向風速が不安定になり、入れ替わりの多い展開。サイド-下で風が落ち、弱い風をうまく掴んだ見目さんがトップで下マークを回ります。そのまま独走かと思われましたが、なぜか途中で左に行ってしまい、風向が大きく右に振れたため順位を落としました。右側のブローをうまく拾えた高嶋が逆転でトップ、2位は1下4位から気迫で這い上がった潔さんでした。間に1艇でも入れば私が優勝だったのですが、さすがです。

 全般的に右がよい時が多かったのですが、時々左からもブローが入るので、右に突っ込みすぎるのも危ないという難しいコンディションでした。4レースとも30分程度のコース設定でテンポよく回していただき、全日本前のよい練習になりました。運営の阿部さんと大和さん、帰港に手間取ったそうでお疲れ様です。どうもありがとうございました。  (レポート:たかしま)
おまけ:今回のレース後、マーク回収後ハーバーバックしようとしたヌーボーですが、突如前進に入らなくなるトラブル発生。バックギアには入ったので、何とハーバーまでバックで帰港するというアクロバティックな出来事がありました。原因はその後判明しましたので、ヌーボーに問題はありませんが、詳細は忘年会の“酒の肴”としましょう(#^.^#)  (よ)

<結果> 成績表 ⇒
1位:佐藤潔 1-2-1-2( 6点)
2位:高嶋  2-1-3-1( 7点)
3位:見目  8-3-2-4(17点)
4位:芳野  3-7-6-3(19点)
5位:米林  4-4-5-6(19点)

(写真上:下スタ狙いのスタート模様
写真中上:優勝への執念を見せる佐藤潔選手
写真中下:佐藤潔選手と高嶋選手(奥:レポート)の争いとなりました
写真下:今期4回目の優勝スピーチ、佐藤潔選手)

ようやく秋本番、第8回IST開催[2024.11.10]

本日のISTはラジアル縛りとなりました。参加艇数は11艇です。
朝はどんよりと肌寒く、ハーバーの風速計では3〜5m/sです。沖に出ると、まあまあ良い風です。今日の運営艇はテーザーの軽部夫妻です。寒いから沢山、着込んで動きづらい…と出艇前に、ぼやく婦人。さて、今回は全レース、コース2で流し込みフィニッシュです。C海面、割と岸よりにコース設定されました。

 1レース目は予定通り11:00スタート。
風向は350〜20°のようです。私はコンパスを積んで無いので運営艇の書き込みを見ています。
風はフレフレで、右が良かったり、左が良かったり。1位が潔さん、2位が米林さん、3位は目黒さんと、軽風セーラーが上位に。
 2レース目は11:33スタート。風向は350〜30°。
このレースも1位は潔さん、2位が肋骨が折れている佐々木さん、3位が大和さん、と強風セーラーが上位に!お昼頃になると気温が上がり、暖かくなって来ました♪

 3レース目は12:07スタート。風向変わらず。
1上は右海面が良かったけど、2上は左のブローを見逃さなかった人たちが前に行きました。
横山さんが2上で左のブローをキャッチして逆転1位に。2位が米林さん、3位は山本さんでした。
 4レース目は12:42スタート。少し風が落ちました。
下有利気味。先週末にスタート前のビッグヒール練習をしたので、その成果を〜と思いやってみました。ちょっと上達したかな?左のブローが入って来ているのを見ていたので、私は少し左に伸ばしてからタック。皆さんは右に展開してましたが、風が弱い様でした。運良く、そのまま伸ばして1上トップ回航。上〜サイドは風がフレて、後ろからブローが入って来ます。慣れないトップ回航でM海コーチのS根さんがニヤニヤしながら寄ってきて「挙動不審だよー」と言ってきます… 2上は更に風が落ち、相変わらずフレフレです。右よりに展開して、何とか逃げ切り、トップフィニッシュできました。最後にトップ取れて嬉しいです♪
風が弱い時はスピードを落とさないようにすることが大事だなぁと実感しました。

 夕方に雨予報でしたので、休憩時間ほとんどなく、テンポ良く4レース消化していただきました。
選手の皆さん、運営の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。  (レポート:けんもく)

<結果> 成績表 ⇒
1位:佐藤潔 1-1-8-2 (12点)
2位:見目  5-4-6-1 (16点)
3位:佐々木 4-2-4-7 (17点)
4位:横山  7-5-1-8 (21点)

(写真上:第1-2RでTopフィニッシュ、佐藤潔選手
 写真中:第3RでTopフィニッシュ、横山選手
 写真下:今期3回目の優勝で総合優勝も盤石か?佐藤潔選手)

秋の気配、第7回IST開催[2024.10.6]

 10/6(日)のISTは、ラジアル5艇、スタンダード7艇の合計12艇。北0~30°のシフティな2~3mの風でした。スターボロングで下有利のスタートライン、積極的に下一狙う集団が多いなか私は真ん中スタートで先に右に返せるようにスピードをつけてラインを切るよう心がけていました。クローズではフレ戻りがあるのでヘッダーで確実にタックし、強弱にはマメにバングとメインを調節してスピードキープ。

 風が落ちた4レースのランニングでは風を取りに右に左にジャイブ返していきましたが、むしろ後続に差を詰められ有効では有りませんでした。2位の潔さんとは2点差とギリギリでしたが久々の1位を取れました。ハーバーに帰ってくると骨折療養中の佐々木さんが登場。470乗りの医者からヨットはダメだが、ゴルフは良いという?な診断だそうだが、元気そう。
メデタシ、メデタシ。  (レポート:よこやま)

<結果> 成績表 ⇒
1位:横山  1-3-3-1( 8点)
2位:佐藤潔 5-1-2-2(10点)
3位:平尾  7-2-1-3(13点)
4位:芳野  2-4-8-5(19点)
5位:佐藤孝 6-6-5-4(21点)

(写真上:このTop3の争いとなりました
写真中下:超久しぶりのIST優勝!!横山選手)

「やってもうたー」、ハプニング連発!?の第6回IST[2024.9.28]

 台風17号の最接近が2-3日後に迫る中、8/3以来となる約2ヶ月ぶりのISTが開催されました。今週は、江ノ島マスターズレガッタと重なったため、いつもより若干少ない11名がエントリー。
今回はRAD/STDフリー、朝方はやや軽風(3-4m/s)であったため、選手の中にはSTDを選択するも、レース海面に出ると、徐々に風が上がっていき(5-7m/s)、STD選択を後悔する選手が出たほど。ただ、それ以上の風の吹きあがりが無かったことから、最終的にはリグ選択が明暗を分ける結果となりました。ちなみに、4レースともコース2。土曜日の帆走海域のため比較的長いレグ設定となりました。

 第1,2レースは40度の5-7m/s。2レースとも結果的には重量級・中量級のSTD選手(平尾・大工・大和)が上位を固める展開となりました。
途中、平尾選手が中高生の練習ブイをサイドマークと勘違いし、全員がそれに追従するハプニング。中高生はレーザーのオジサンたちが自分たちのブイを勢いよく回り始めるので、ひどくビックリした様子でした。
第3レースは同じ40度の4-6m/s。注目すべきはスタート。
スタート直前に風がシフトし、上寄りに陣取っていた一団がスタートラインを押し出されるハプニング。横山選手は機敏にベアし、その下に位置する佐藤き選手もその煽りを受けて、文句を言いながらもリコール回避。
平尾選手だけが絶好のスタートを切ったと思いきや、長音1発が曇天の稲毛沖を鳴り響く。それでも「俺やない、潔さんや」と信じてやまない平尾選手は結局リコール解消せず、フィニッシュ後リコールを通告されると、前回・前々回に続き「やってもうたー」と、天を仰ぐ結果に。もはやISTの恒例行事、今年の流行語大賞になりつつあるといっても過言ではありません。
レースは風の低下とともに、軽量級のSTD選手(高嶋・佐藤き)が上位に食い込む展開になりました。

 第4レースは同じ40度の3-5m/s。最後は横山選手がやってくれました。
スタート地点で右海面にブローを察知した横山選手は他選手が左海面に突っ込む中、賢くも、ひとり右海面を選択し、1上ダントツトップ!
そのまま上位フィニッシュかと思いきや、最終レグで痛恨のアンヒル沈。涙を呑む結果となりました。
今回の運営はテーザーの皆さん。表彰式では山村さんから的確な講評を頂き、大変参考になりました。
次回は次週10/6(日)、皆さん奮ってご参加ください。そろそろ年間順位が気になる時期に!?

<編集後記>
「まさか私がISTレポートを書く羽目になるとは。。」
今夏よりIST優勝者(既作成の場合、その次点)が持ち回りでISTレポートを作成することとなって3回目。佐藤き選手→大工選手に続く3人目のレポート担当となるのは誠に光栄であるものの、如何せん、セーリングレポートを書くのは生まれて初めてのため、少々難儀しました。ご容赦ください。
ちなみに、レーザーは体重とリグ選択が重要であることを猪苗代で悟り、STDに転向して初めてのレース。今度は軽風でも順位を上げられるように頑張ります。  (レポート:やまと)

<結果>成績表⇒
1位:大工 2-1-1-1    ( 5点)
2位:大和 3-3-4-6    (16点)
3位:佐藤潔 5-5-3-3 (16点)
4位:平尾 1-2-OCS-2(17点)
5位:高嶋 9-4-2-4    (19点)

(写真中:安定した走りで優勝の大工選手
写真下:2位でレポート大和選手(左)と今回も”やってもうたー”平尾選手(右))

稲毛東京ベイカップではなく“ラジアル縛り”IST実施[2024.8.3]

 先月よりは過ごしやすくなったとはいえまだまだ猛暑の続く中、ISTが開催されました。前回よりも参加は少し減ってILCA6クラスのみ11艇となりました。
第1レースのスタート時点で風は南西寄り4kntほど。昔のイメージだとお昼過ぎには8kntくらいまで上がってくるかな?と思うところですが、季節の変化なのか最近はなかなか風が上がってきません。結局今日も4~6kntあたりに終始しました。

この風域だとレースをやる前から上位陣はだいたい想像がつきます。フルハイク未満を大好物とする佐藤潔さん高嶋さんの二台巨頭に対して、レディスセイラー見目さんがその一角を崩せるか、怪我明け(?)の佐々木選手は相変わらずのご陽気セーリングで上位陣を困惑させられるか、ジェントル武井さんは「今日も水ないよ」の声で周囲3艇身の背筋を伸ばしてくれるのか、中量級の大工としては上りで喰らい付ければ下りでワンチャン、というレースプランでした。この風域では「芳野のぼり」を駆使して他を圧倒する芳野さんは今回は運営です。今回はどんな芳野のぼりを見せてくれたんだろう?とレポートを待っていた国内1000万人のILCAセイラーのみなさま残念でした。(四国選手権に行けば本場の芳野のぼりが見れます)

 しかし、蓋をあけてみると、絶対王者佐藤潔一強の様相を見せ始めます。
常にスタートラインの好位置を確保し、良いスピードを保ってラインを切っていきます。今回は土曜日で海面を広く使えるにもかかわらずレグ長は短め。風はブロー単位で息をするものの、コースで勝つというよりは、一線でスタートして安定した艇速を発揮した人が前に出るという「すべり勝負」の展開。
 ということで、スタートで安定感を見せる佐藤潔さんが1-2-2-2という超安定スコアでの優勝となりました。2位は3-1-3-1の大工、3位は5-3-1-3の高嶋さんでした。
高嶋さんは今日はスタートがあまりうまくいってない感じでしたね。めずらしい。

ということで今日のおさらい。
・第1レースはコース2でしたが、第2レース以降はコース3となりました。これは2周だけではビール2本飲むにはちょっと早すぎてバタバタするね、という我らが誇る超優良運営集団の判断によるものです。さすが。
・絶対王者佐藤潔にも弱点はあります。それは腕につけたヨットタイマーが時々止まることです。しかし善良なみなさん気をつけてください!周りの人に「時間わからん!ちょっと秒読みして!」と言ってくるそうです。善良な私なら言えたとしても「すいません、いま何秒前ですか?」くらいです。「え、15秒前ですけど」からカウントダウンまで付き合わされた善良な佐々木さんは集中力を削がれてしまい、狙っていたアウターピンエンドスタートに失敗しました。なお、絶対王者も同じく失敗したそうな。スタートの神様って見ているのですね。

・スタートシーケンスが始まってるのにシグナルボートから「喉乾いてる人いませんかー?」の声がかかるのは非常に魅力的。黄色い炭酸水を受け取り瞬殺で飲み干して空き缶を返すともうスタートラインは形成されています(当たり前)。しかし、炭酸水パワーが背中を押してくれるので形成されたスタートラインにもグリグリ入って行けるのです。(ルールは守りましょう)
・本レポートは第2位に甘んじた大工が書いております。「あれ?優勝者が書くことになったんじゃないの?」と呟いたそこのあなた、絶対王者を除いてはその認識だったんですよー。「年に1回って言ったじゃん、あの温泉の時に」という1人しか覚えてないエビデンスを拠り所として、レポート執筆は優勝者ただし年1回ということになりました。繰り下がってくる可能性があると肝に銘じておきましょう。
真夏のレースは選手より運営の方が暑いんですよね、わかります(わかるぅ? 平尾風)。超優良運営集団の平尾さん芳野さん大和さん、レースが終わったあとのスタート練習までありがとうございました。  (レポート:だいく)

<結果> 成績表 ⇒
1位:佐藤潔 1-2-2-2( 7点)
2位:大工  3-1-3-1( 8点)
3位:高嶋  5-3-1-3(12点)
4位:佐々木 2-6-4-4(16点)
5位:見目  4-5-6-6(21点)

(写真上:スタート模様&フリーでの混戦模様
写真中上:ダントツTOP快走大工選手の秘訣は、ルーズなリーチとロールジャイブ
写真中下:IST連続優勝の佐藤潔選手
写真下:パラソルは快適!超優良運営集団の屋形船)
《平尾カメラマン撮影:IST_photo》《芳野カメラマン撮影:IST_photo
※新しいウィンドウ・タブで開くか、リンクコピーして別ウィンドウで開いて見てください!

酷暑の中“ラジアル縛り”第4回IST実施[2024.7.21]

梅雨も明け各地で熱中症警戒アラートが出る中、第4回ISTが開催されました。この日はラジアル縛り。15艇がエントリー。
午前中は1~3mの微風予報。気温は9時の時点ですでに32℃。
多量の水、お茶、とビール?を持って出艇。大潮とあっていつも以上に潮の流れがある海面。

第1レース。
スタートラインは若干の下有利だったため、下1を狙うも想像以上の潮にスタート20秒前にあえなく断念。
仕方なくジャイブしてスターボード艇多数の後ろを切って大幅に出遅れながらポートで右海面へ。
1上は下から好スタートをきり左へ延ばした目黒さん、阿部さんが先行。
続いて上寄りから出て右海面を使いながらもスピードに勝る高嶋さん、そして微風には不利なはずの巨体にもかかわらず何故かスピードに乗る平尾君が続く。そのあとはダンゴ状態で私は多分7~8位。
サイド~下、先行艇のラフィング合戦を横目にまっすぐ下マークを目指す。これが功を奏して下マークは5位に浮上。私同様ラフィングマッチに参加しなかった高嶋さんがここで首位。
2上は前を行く目黒さん、阿部さんを抜いたものの武井君に上り角度負けし、ランニングでゆらゆらと抜け出す芳野さんにも抜かれて結局フィニッシュは5位。このレース高嶋さんが悠々ダントツのトップ。続いて平尾君が2位。2下でわずかに武井君の内に入った芳野さんが3位。
“水無いよ!” と言いながらも芳野さんに却下?され、水をあげるのに不満そうだった武井君が4位。その次に私。千葉大から初参加の斎藤君が6位でした。このレース私は1下~2上で武井君に上り角度で圧倒的に負けていたことをもあり、次のレースからは思い切ってアウトホールをクリューの位置で2センチほど引き込んでみることにしました。

第2レース。
前レースでの失敗を教訓に慎重な位置取りをして今度はうまく下イチスタートに成功。
1上は巨体の平尾君が微風なのに快走しダントツトップ。続いて武井君、重なるようにして私。マーク直前潮で苦戦しながらも芳野さん。見目さん。
サイドマークで武井君に ”水無いよ!” と冷たく言い放たれた私がムッとしてマーク回航後に少しラフ。後続する芳野さんはラフして追随するか下突破を狙うかを思案。
そのまま半分くらい走ったところで突如?何故か???まっすぐにマークを目指していた平尾君が急激にラフィング。当人曰く ”ぼーっと走ってたら上突破されそうだったからあわててラフした。” と、チコちゃんがいたら特大の汽笛がなっていたところ。
この時すでに平尾君とオーバーラップしていた私は下から突き上げられる形になって仕方なくラフ。同様に私とラップしていた武井君もラフ。
続く芳野さんはどうしようかと迷いながらしばらく追走後、このバカなラフィングマッチに見切りをつけてベア。はるか下をしめしめとばかりにまっすぐマークに向かう高嶋さん。どこまで行くねん。。。という感じでラフし続ける平尾君のラップが切れたところで私は大きくベアしてマークに向かう。ポートのバイ・ザ・リーで走れるギリギリのところ。武井君が続く。
しばらくしたところ、何故かそのまま上らせ続けていた平尾君が、”またやってもたぁ~、マーク間違えたぁ~!!” と叫んでいる。どうやら下マークとフィニッシュマークを見間違えていたらしい。狂気的なラフィングを理解。(でもトップ走っていて普通これ間違うか??理解に苦しむ。。。)おかげで武井君を抜き去ることに成功。
いち早く下マークに向かった芳野さんをギリギリでラップし、ここでこの日初めてのトップに浮上。続いて芳野さん、高嶋さんの順で回航。
このレース、そのまま私がトップでフィニッシュ。2位に高嶋さん、3位芳野さん。
1上ダントツトップ、狂気のラフィングで大いに沸かせてくれた平尾君はなんとUFD。前のISTに続きこれまた ”やってもたぁ!!~”
私はアウトホールを思い切って引いたせいかこのレース、上りでは十分に戦えている感あり。

第3レース。
これまでの2レース、下イチを狙いながらも潮に流されて失敗していた米林さんが3度目の正直、下イチでスタート。その上から私。左を延ばしてトップで1上。
2上までそのままトップで走っていたところ上マークで何故か気を許し痛恨のマークタッチ。続く芳野さんの、さらにその後ろにいた横山さんが目ざとく ”マークタッチィ~!” と嬉しそうに叫ぶ。360度回って一旦は芳野さん、横山さんに抜かれたものの私は左へ。
すぐ後ろから来た平尾君がまっすぐ落す芳野さんの下に入って横山さんと二人で芳野さんを挟む形でじゃれあっている。そのすきに私はトップに再浮上。なんと高嶋さんがちゃっかり私の後ろにつけて2位に浮上。
そのままフィニッシュ。3位平尾君、4位横山さん、そして2人にいじめられた芳野さんは5位に転落。

最終第4レース。
私の逆転優勝を阻止しようとする芳野さんが果敢に下イチを狙う。その上に見目さん、そして私。
相変らずの強烈な潮。スタートのホーンとほぼ同時に見目さんの ”アウトォ~!!” との楽しげな狂声!下イチを狙って必死に見目さんを下から突き上げていた芳野さんがマークにへばりついているのが見える。人の目に捉えられない超々高速度でラダーを振動させ、あり得ない上り角度を実現する必殺技、通称 ”芳野のぼり” をもってしてもこの日の潮は強烈で超えられず、あえなくこの時点で本日の ”キヨシによるキヨシつぶし” は不発のまま終焉。(芳野さんもキヨシなのです。)
このレース1上をトップでまわった私がそのまま後続を振り切ってトップフィニッシュ。
1下~2上で右を延ばし2位に躍り出た平尾君が2上でマークタッチしたものの何とか高嶋さんを抑えて2位。3位に高嶋さん。1下まで2位だった見目さんが4位。

総合順位では最終レースで平尾君が2位に入ってくれたおかげで私と高嶋さんが同点。1位の数が多かった私が優勝となりました。

表彰式では私の勝因となったアウトホールの引き込み具合で話が盛り上がりました。表彰式後の暑気払いでは途中三浦ほのかちゃんも顔を見せてくれてパリの次、ロサンゼルスを目指す話を聞かせてくれました。
風、潮、波、そして乗り手の体重、走らせ方にもよりますがちょっとしたセールトリムによって全く変わってくるレーザーの奥深さに今さらながら気づかされた一日でした。
最後に、すっかり宴会船になっていましたが猛暑の中運営してくれた大工君、阿蘇谷君、前川君に感謝です。  (レポート:佐藤き)

<結果> 成績表 ⇒
1位:佐藤潔 5-1-1-1 ( 8点)
2位:高嶋  1-2-2-3 ( 8点)
3位:芳野  3-3-5-9 (20点)
4位:平尾  2-UFD-3-2(23点)
5位:武井  4-5-6-8 (23点)

(写真上:第1Rスタート、第2Rフリーでの激しい争い
写真中上:レースの合間に泡の水分補給?
写真中下:第4R逃げ切りFinish、アウトホールの違いについて語る優勝の佐藤潔選手
写真下:暑気払いで喉の渇きを潤します)
阿蘇谷カメラマン撮影:IST_photo
※新しいウィンドウ・タブで開くか、リンクコピーして別ウィンドウで開いて見てください!

久しぶりのISTはド強風・第3回IST開催[2024.6.30]

 レーザーの春の公式戦が目白押しだったため、前回4/20に開催したISTから2か月以上開いた6/30(日)第3回IST開催が開催されました。この日はラジアル縛りISTでしたが、午後から爆風赤旗予報のため、午前中に出来る限りコース2でコンパクトにやりましょう!と運営のテーザーさんと合意。エントリーは11艇いましたが、英二さん、阿部さん、百合ちゃんは河口の波とうねりを見て出場は回避されました。

 第1R、風軸220度設定ながら、下スタ有利のスタートライン。そこで見事にポートスタートを決めたのが見目選手で、みんなの前を悠々と横切っていきました。お見事!!
これぐらい吹いてくるとウエイトを生かした平尾選手の独壇場。それを追いかける田淵選手との争いに終始します。このレース平尾選手がTop、田淵選手が2位、横山選手が3位となりました。
 第2R、早く済ませるため以降はU旗スタートとなりました。このレースでも平尾選手がTopを快走しますが、残念ながらTopホーンは鳴らずUFDだったことを悟りました。代わりに田淵選手がTop、芳野選手が2位となりました。目黒選手は沈が長引きリタイヤ、横山選手は、スタートでトラブったのか、このレースに参加せずリタイヤでした。

 第3R、益々風が上がって8-10m、波も半端ないコンディションになりますが、上位の争いは変わらず、平尾選手がTop、田淵選手が2位。
1レースの平均時間が約30分とコンパクトではありましたが、3レース終わった時点で、すでにお腹いっぱいで、体もボロボロ。ただ、まだ赤旗指令が来なかったので13時前に第4Rスタート。おそらく10mオーバーの強烈ブローが吹いていて、まともに走れなくなった見目選手、米林選手、横山選手など、皆さん次々リタイヤしていく中、完走を目指して走っていると、ハーバー監視艇が近づいてきて“ハーバーバック指令”が出され、このレースはノーレースとなりました。
 結果、走りでは圧倒的だった平尾選手はUFDが響き3位に留まり、代わりに田淵選手が優勝、芳野選手が2位となりました。いやーお疲れ様でした。  (よ)

<結果> 成績表 ⇒
1位:田淵 2-1-2 ( 5点)
2位:芳野 4-2-3 ( 9点)
3位:平尾 1-UFD-1(11点)
4位:大和 5-3-4 (12点)

(写真上:ハーバーの気象予報でも爆風予報です
写真中:優勝は“まぼろし~”の平尾選手
写真下:今季IST初優勝!!田淵選手…写真は撮り損ねたので東京湾の写真です)

東北選手権参戦[2024.6.7-10]

6月8日(土)、9日(日)の週末、福島県猪苗代湖で開催された東北選手権にTBFから10名が参戦。例年すでに梅雨入りしているこの時期、強い日差しと、控え目な猪苗代湖ブローで歓迎されながら各日3レース合計6レースが行われ、微・軽風コンディション下、スタンダードクラス(ILCA7)平尾キャプテンが2位、ラジアルクラス(ILCA6)佐藤潔選手が2位、高嶋選手が3位に入った。

湖を囲む猪苗代湖と、連なる山々の影響で、ウインドシフトは決してパターン化されたものではなく、海面に存在する風の強弱を見極めながら、走らせにくいポートでの波角度でのハンドリングなど、TBF入賞3選手のクレバーなセーリングが光った。

特にラジアルクラス(ILCA6)でのTBFによる2、3位争いは、最終レースまで順位がもつれ、高嶋選手曰く「高校生に、これがカバーリングだ!と教えるかのような完璧かつ徹底した抑えだった」と、好敵手佐藤選手を褒めながらも復讐への思いをのぞかせていた。

東北選手権のご褒美と言えば、入賞者に与えられる地元産の「お米」、全員へのお持ち帰り品「さくらんぼ」、さらに今年は、初日夜の「レセプションパーティー」が復活。地元猪苗代フリートメンバーによる猪苗代湖関連クイズと地酒の振る舞いが、各地から集まったレーザーセーラーの旅情を満たしていた。

大会前後も遊びつくす「東北大遠征」なる企てが、今年もTBFの一部メンバーによって、実行された。大会前日6月7日(金)、湖畔キャンプ場管理人たちは、怯える表情で、車の上に得体のしれないボート?ボード?を乗せた一団を迎え入れた。「今年もやつらが来た」「湖畔キャンプサイトから、あれ(ボート?)を出すのか?」管理人の目をよそに、やつらは例年通り、強風にあおられながらも大型タープを張り、大鍋料理に取り掛かった。70年代~80年代のフォーク、ニューミュージックをつまみに、翌日に控えたヨットレースへの戦略について交わすこともなく、ほとんどタメにならない話題で笑っているだけ。「あいつら、朝早く、車に載せたまま帰っていくぞ」今年もキャンプ場に大きな迷惑もかけず、異様な一団が去って行った。

異様な一団は、大会翌日6月10日(月)、郡山熱海カントリークラブに現れた。「湖で何かあったのか?」目を丸くするゴルフ場スタッフ。朝霧に包まれたコースを、朝一番でティーオフしていく一団は、湖での勝負とは気持ちあらたに、芝での勝負に没頭していった。仲間内で決めた罰則カード「3パット」が手元に残ることを嫌い、1mもないショートパットに一喜一憂、罰則カード「木」を嫌い、右にふけるティーショットに耳を澄ませて「・・・(カーン)今聞こえたなあ!」と叫ぶ。2組6名で争われた、TBF猪苗代の陣(第11回TBFゴルフ部大会)は、優勝武井選手(グロス99ネット81)、準優勝大和選手(グロス102ネット82)、3位佐藤潔選手(グロス99ネット85)。梅雨入り前の東北大遠征(別名:TBFサーフ&ターフ プロジェクト)、大いに遊びつくせたのではないだろうか。

[おまけ]
今年1月18日(木)に開催された第10回TBFゴルフ部大会の報告。(さぼっているうちに季節がすっかり変わっていました)
千葉国際カントリークラブにおいて、2組6名で争い、優勝佐々木選手(グロス105ネット72)、準優勝平尾選手(グロス111ネット84)、3位池田選手(グロス101ネット88)でした。  (レポート:ささ)

[おまけのおまけ]
(写真:東北・真の佐藤選手権で見事優勝し、“サトウのごはん”を貰って勝ち誇る潔選手)

初夏の暖かさの中!!第2回IST開催[2024.4.20]

東京湾選手権も終わり、ヨットシーズンも真っ盛りになってきた4/20(土)、第2回ISTが開催されました。東京湾の疲れが出たか?参加者はちょっと寂しい7艇となりました。
この日の風予報は、軽風から微風で、北風から南に回っていく予報です。レース予定時刻には西風が入ってきている感じでしたが、風軸が定まらず、しばし回答旗で延期し、風に合わせ再設定後レース開始です。

 第1R、コース2でスタート。スタート後、やはり左(南)に振れていく感じです。このあたりの風域を得意とする高嶋選手、佐藤潔選手、芳野選手、さらに強風セーラーと言いつつ軽風でもボートスピードで絡んでくる平尾選手の4選手がダンゴ状態でのレース展開となりましたが、最後は高嶋選手のボートスピードが勝りTopフィニッシュ。2位は平尾選手。
第2R、下スタ有利で佐藤潔選手が、ジャストスタート。即タックでポートロングなコースを走ります。このレースも同様にダンゴ状態でしたが、高嶋選手が抜け出しTopフィニッシュ。2位は芳野選手。

 第3R、更に左に振れ南に回ったので再びマークを打ち直してスタート。同じようなレース展開ですが、最終下⇒フィニッシュレグで鼻の差で高嶋選手が佐藤潔選手をかわしTop。
第4R、南風が上がるわけでもなく、同様に3mくらいの軽風でレース展開し高嶋選手がTop、佐藤潔選手が2位となりました。
結果、終わってみればオールPinで高嶋選手がぶっちぎり優勝!! 2位は佐藤潔選手。3位は平尾選手が芳野選手と同点タイながら最終Rで上になり3位を死守しました。
来週からは、長い人で10連休のゴールデンウィークに突入!江ノ島スプリングレガッタや稲毛ウィークに参加する方、家族サービスされる方、みなさんそれぞれの休日を満喫しましょう   (よ)

<結果> 成績表 ⇒
1位:高嶋  1-1-1-1 ( 4点)
2位:佐藤潔 3-3-2-2 (10点)
3位:平尾  2-4-4-3 (13点)
4位:芳野  4-2-3-4 (13点)

(写真上:最終Rが終わってハーバーバックの上位3艇
写真下:抜群のボートスピードでぶっちぎり!高嶋選手)