秋の気配、第7回IST開催[2024.10.6]

 10/6(日)のISTは、ラジアル5艇、スタンダード7艇の合計12艇。北0~30°のシフティな2~3mの風でした。スターボロングで下有利のスタートライン、積極的に下一狙う集団が多いなか私は真ん中スタートで先に右に返せるようにスピードをつけてラインを切るよう心がけていました。クローズではフレ戻りがあるのでヘッダーで確実にタックし、強弱にはマメにバングとメインを調節してスピードキープ。

 風が落ちた4レースのランニングでは風を取りに右に左にジャイブ返していきましたが、むしろ後続に差を詰められ有効では有りませんでした。2位の潔さんとは2点差とギリギリでしたが久々の1位を取れました。ハーバーに帰ってくると骨折療養中の佐々木さんが登場。470乗りの医者からヨットはダメだが、ゴルフは良いという?な診断だそうだが、元気そう。
メデタシ、メデタシ。  (レポート:よこやま)

<結果> 成績表 ⇒
1位:横山  1-3-3-1( 8点)
2位:佐藤潔 5-1-2-2(10点)
3位:平尾  7-2-1-3(13点)
4位:芳野  2-4-8-5(19点)
5位:佐藤孝 6-6-5-4(21点)

(写真上:このTop3の争いとなりました
写真中下:超久しぶりのIST優勝!!横山選手)

「やってもうたー」、ハプニング連発!?の第6回IST[2024.9.28]

 台風17号の最接近が2-3日後に迫る中、8/3以来となる約2ヶ月ぶりのISTが開催されました。今週は、江ノ島マスターズレガッタと重なったため、いつもより若干少ない11名がエントリー。
今回はRAD/STDフリー、朝方はやや軽風(3-4m/s)であったため、選手の中にはSTDを選択するも、レース海面に出ると、徐々に風が上がっていき(5-7m/s)、STD選択を後悔する選手が出たほど。ただ、それ以上の風の吹きあがりが無かったことから、最終的にはリグ選択が明暗を分ける結果となりました。ちなみに、4レースともコース2。土曜日の帆走海域のため比較的長いレグ設定となりました。

 第1,2レースは40度の5-7m/s。2レースとも結果的には重量級・中量級のSTD選手(平尾・大工・大和)が上位を固める展開となりました。
途中、平尾選手が中高生の練習ブイをサイドマークと勘違いし、全員がそれに追従するハプニング。中高生はレーザーのオジサンたちが自分たちのブイを勢いよく回り始めるので、ひどくビックリした様子でした。
第3レースは同じ40度の4-6m/s。注目すべきはスタート。
スタート直前に風がシフトし、上寄りに陣取っていた一団がスタートラインを押し出されるハプニング。横山選手は機敏にベアし、その下に位置する佐藤き選手もその煽りを受けて、文句を言いながらもリコール回避。
平尾選手だけが絶好のスタートを切ったと思いきや、長音1発が曇天の稲毛沖を鳴り響く。それでも「俺やない、潔さんや」と信じてやまない平尾選手は結局リコール解消せず、フィニッシュ後リコールを通告されると、前回・前々回に続き「やってもうたー」と、天を仰ぐ結果に。もはやISTの恒例行事、今年の流行語大賞になりつつあるといっても過言ではありません。
レースは風の低下とともに、軽量級のSTD選手(高嶋・佐藤き)が上位に食い込む展開になりました。

 第4レースは同じ40度の3-5m/s。最後は横山選手がやってくれました。
スタート地点で右海面にブローを察知した横山選手は他選手が左海面に突っ込む中、賢くも、ひとり右海面を選択し、1上ダントツトップ!
そのまま上位フィニッシュかと思いきや、最終レグで痛恨のアンヒル沈。涙を呑む結果となりました。
今回の運営はテーザーの皆さん。表彰式では山村さんから的確な講評を頂き、大変参考になりました。
次回は次週10/6(日)、皆さん奮ってご参加ください。そろそろ年間順位が気になる時期に!?

<編集後記>
「まさか私がISTレポートを書く羽目になるとは。。」
今夏よりIST優勝者(既作成の場合、その次点)が持ち回りでISTレポートを作成することとなって3回目。佐藤き選手→大工選手に続く3人目のレポート担当となるのは誠に光栄であるものの、如何せん、セーリングレポートを書くのは生まれて初めてのため、少々難儀しました。ご容赦ください。
ちなみに、レーザーは体重とリグ選択が重要であることを猪苗代で悟り、STDに転向して初めてのレース。今度は軽風でも順位を上げられるように頑張ります。  (レポート:やまと)

<結果>成績表⇒
1位:大工 2-1-1-1    ( 5点)
2位:大和 3-3-4-6    (16点)
3位:佐藤潔 5-5-3-3 (16点)
4位:平尾 1-2-OCS-2(17点)
5位:高嶋 9-4-2-4    (19点)

(写真中:安定した走りで優勝の大工選手
写真下:2位でレポート大和選手(左)と今回も”やってもうたー”平尾選手(右))

稲毛東京ベイカップではなく“ラジアル縛り”IST実施[2024.8.3]

 先月よりは過ごしやすくなったとはいえまだまだ猛暑の続く中、ISTが開催されました。前回よりも参加は少し減ってILCA6クラスのみ11艇となりました。
第1レースのスタート時点で風は南西寄り4kntほど。昔のイメージだとお昼過ぎには8kntくらいまで上がってくるかな?と思うところですが、季節の変化なのか最近はなかなか風が上がってきません。結局今日も4~6kntあたりに終始しました。

この風域だとレースをやる前から上位陣はだいたい想像がつきます。フルハイク未満を大好物とする佐藤潔さん高嶋さんの二台巨頭に対して、レディスセイラー見目さんがその一角を崩せるか、怪我明け(?)の佐々木選手は相変わらずのご陽気セーリングで上位陣を困惑させられるか、ジェントル武井さんは「今日も水ないよ」の声で周囲3艇身の背筋を伸ばしてくれるのか、中量級の大工としては上りで喰らい付ければ下りでワンチャン、というレースプランでした。この風域では「芳野のぼり」を駆使して他を圧倒する芳野さんは今回は運営です。今回はどんな芳野のぼりを見せてくれたんだろう?とレポートを待っていた国内1000万人のILCAセイラーのみなさま残念でした。(四国選手権に行けば本場の芳野のぼりが見れます)

 しかし、蓋をあけてみると、絶対王者佐藤潔一強の様相を見せ始めます。
常にスタートラインの好位置を確保し、良いスピードを保ってラインを切っていきます。今回は土曜日で海面を広く使えるにもかかわらずレグ長は短め。風はブロー単位で息をするものの、コースで勝つというよりは、一線でスタートして安定した艇速を発揮した人が前に出るという「すべり勝負」の展開。
 ということで、スタートで安定感を見せる佐藤潔さんが1-2-2-2という超安定スコアでの優勝となりました。2位は3-1-3-1の大工、3位は5-3-1-3の高嶋さんでした。
高嶋さんは今日はスタートがあまりうまくいってない感じでしたね。めずらしい。

ということで今日のおさらい。
・第1レースはコース2でしたが、第2レース以降はコース3となりました。これは2周だけではビール2本飲むにはちょっと早すぎてバタバタするね、という我らが誇る超優良運営集団の判断によるものです。さすが。
・絶対王者佐藤潔にも弱点はあります。それは腕につけたヨットタイマーが時々止まることです。しかし善良なみなさん気をつけてください!周りの人に「時間わからん!ちょっと秒読みして!」と言ってくるそうです。善良な私なら言えたとしても「すいません、いま何秒前ですか?」くらいです。「え、15秒前ですけど」からカウントダウンまで付き合わされた善良な佐々木さんは集中力を削がれてしまい、狙っていたアウターピンエンドスタートに失敗しました。なお、絶対王者も同じく失敗したそうな。スタートの神様って見ているのですね。

・スタートシーケンスが始まってるのにシグナルボートから「喉乾いてる人いませんかー?」の声がかかるのは非常に魅力的。黄色い炭酸水を受け取り瞬殺で飲み干して空き缶を返すともうスタートラインは形成されています(当たり前)。しかし、炭酸水パワーが背中を押してくれるので形成されたスタートラインにもグリグリ入って行けるのです。(ルールは守りましょう)
・本レポートは第2位に甘んじた大工が書いております。「あれ?優勝者が書くことになったんじゃないの?」と呟いたそこのあなた、絶対王者を除いてはその認識だったんですよー。「年に1回って言ったじゃん、あの温泉の時に」という1人しか覚えてないエビデンスを拠り所として、レポート執筆は優勝者ただし年1回ということになりました。繰り下がってくる可能性があると肝に銘じておきましょう。
真夏のレースは選手より運営の方が暑いんですよね、わかります(わかるぅ? 平尾風)。超優良運営集団の平尾さん芳野さん大和さん、レースが終わったあとのスタート練習までありがとうございました。  (レポート:だいく)

<結果> 成績表 ⇒
1位:佐藤潔 1-2-2-2( 7点)
2位:大工  3-1-3-1( 8点)
3位:高嶋  5-3-1-3(12点)
4位:佐々木 2-6-4-4(16点)
5位:見目  4-5-6-6(21点)

(写真上:スタート模様&フリーでの混戦模様
写真中上:ダントツTOP快走大工選手の秘訣は、ルーズなリーチとロールジャイブ
写真中下:IST連続優勝の佐藤潔選手
写真下:パラソルは快適!超優良運営集団の屋形船)
《平尾カメラマン撮影:IST_photo》《芳野カメラマン撮影:IST_photo
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酷暑の中“ラジアル縛り”第4回IST実施[2024.7.21]

梅雨も明け各地で熱中症警戒アラートが出る中、第4回ISTが開催されました。この日はラジアル縛り。15艇がエントリー。
午前中は1~3mの微風予報。気温は9時の時点ですでに32℃。
多量の水、お茶、とビール?を持って出艇。大潮とあっていつも以上に潮の流れがある海面。

第1レース。
スタートラインは若干の下有利だったため、下1を狙うも想像以上の潮にスタート20秒前にあえなく断念。
仕方なくジャイブしてスターボード艇多数の後ろを切って大幅に出遅れながらポートで右海面へ。
1上は下から好スタートをきり左へ延ばした目黒さん、阿部さんが先行。
続いて上寄りから出て右海面を使いながらもスピードに勝る高嶋さん、そして微風には不利なはずの巨体にもかかわらず何故かスピードに乗る平尾君が続く。そのあとはダンゴ状態で私は多分7~8位。
サイド~下、先行艇のラフィング合戦を横目にまっすぐ下マークを目指す。これが功を奏して下マークは5位に浮上。私同様ラフィングマッチに参加しなかった高嶋さんがここで首位。
2上は前を行く目黒さん、阿部さんを抜いたものの武井君に上り角度負けし、ランニングでゆらゆらと抜け出す芳野さんにも抜かれて結局フィニッシュは5位。このレース高嶋さんが悠々ダントツのトップ。続いて平尾君が2位。2下でわずかに武井君の内に入った芳野さんが3位。
“水無いよ!” と言いながらも芳野さんに却下?され、水をあげるのに不満そうだった武井君が4位。その次に私。千葉大から初参加の斎藤君が6位でした。このレース私は1下~2上で武井君に上り角度で圧倒的に負けていたことをもあり、次のレースからは思い切ってアウトホールをクリューの位置で2センチほど引き込んでみることにしました。

第2レース。
前レースでの失敗を教訓に慎重な位置取りをして今度はうまく下イチスタートに成功。
1上は巨体の平尾君が微風なのに快走しダントツトップ。続いて武井君、重なるようにして私。マーク直前潮で苦戦しながらも芳野さん。見目さん。
サイドマークで武井君に ”水無いよ!” と冷たく言い放たれた私がムッとしてマーク回航後に少しラフ。後続する芳野さんはラフして追随するか下突破を狙うかを思案。
そのまま半分くらい走ったところで突如?何故か???まっすぐにマークを目指していた平尾君が急激にラフィング。当人曰く ”ぼーっと走ってたら上突破されそうだったからあわててラフした。” と、チコちゃんがいたら特大の汽笛がなっていたところ。
この時すでに平尾君とオーバーラップしていた私は下から突き上げられる形になって仕方なくラフ。同様に私とラップしていた武井君もラフ。
続く芳野さんはどうしようかと迷いながらしばらく追走後、このバカなラフィングマッチに見切りをつけてベア。はるか下をしめしめとばかりにまっすぐマークに向かう高嶋さん。どこまで行くねん。。。という感じでラフし続ける平尾君のラップが切れたところで私は大きくベアしてマークに向かう。ポートのバイ・ザ・リーで走れるギリギリのところ。武井君が続く。
しばらくしたところ、何故かそのまま上らせ続けていた平尾君が、”またやってもたぁ~、マーク間違えたぁ~!!” と叫んでいる。どうやら下マークとフィニッシュマークを見間違えていたらしい。狂気的なラフィングを理解。(でもトップ走っていて普通これ間違うか??理解に苦しむ。。。)おかげで武井君を抜き去ることに成功。
いち早く下マークに向かった芳野さんをギリギリでラップし、ここでこの日初めてのトップに浮上。続いて芳野さん、高嶋さんの順で回航。
このレース、そのまま私がトップでフィニッシュ。2位に高嶋さん、3位芳野さん。
1上ダントツトップ、狂気のラフィングで大いに沸かせてくれた平尾君はなんとUFD。前のISTに続きこれまた ”やってもたぁ!!~”
私はアウトホールを思い切って引いたせいかこのレース、上りでは十分に戦えている感あり。

第3レース。
これまでの2レース、下イチを狙いながらも潮に流されて失敗していた米林さんが3度目の正直、下イチでスタート。その上から私。左を延ばしてトップで1上。
2上までそのままトップで走っていたところ上マークで何故か気を許し痛恨のマークタッチ。続く芳野さんの、さらにその後ろにいた横山さんが目ざとく ”マークタッチィ~!” と嬉しそうに叫ぶ。360度回って一旦は芳野さん、横山さんに抜かれたものの私は左へ。
すぐ後ろから来た平尾君がまっすぐ落す芳野さんの下に入って横山さんと二人で芳野さんを挟む形でじゃれあっている。そのすきに私はトップに再浮上。なんと高嶋さんがちゃっかり私の後ろにつけて2位に浮上。
そのままフィニッシュ。3位平尾君、4位横山さん、そして2人にいじめられた芳野さんは5位に転落。

最終第4レース。
私の逆転優勝を阻止しようとする芳野さんが果敢に下イチを狙う。その上に見目さん、そして私。
相変らずの強烈な潮。スタートのホーンとほぼ同時に見目さんの ”アウトォ~!!” との楽しげな狂声!下イチを狙って必死に見目さんを下から突き上げていた芳野さんがマークにへばりついているのが見える。人の目に捉えられない超々高速度でラダーを振動させ、あり得ない上り角度を実現する必殺技、通称 ”芳野のぼり” をもってしてもこの日の潮は強烈で超えられず、あえなくこの時点で本日の ”キヨシによるキヨシつぶし” は不発のまま終焉。(芳野さんもキヨシなのです。)
このレース1上をトップでまわった私がそのまま後続を振り切ってトップフィニッシュ。
1下~2上で右を延ばし2位に躍り出た平尾君が2上でマークタッチしたものの何とか高嶋さんを抑えて2位。3位に高嶋さん。1下まで2位だった見目さんが4位。

総合順位では最終レースで平尾君が2位に入ってくれたおかげで私と高嶋さんが同点。1位の数が多かった私が優勝となりました。

表彰式では私の勝因となったアウトホールの引き込み具合で話が盛り上がりました。表彰式後の暑気払いでは途中三浦ほのかちゃんも顔を見せてくれてパリの次、ロサンゼルスを目指す話を聞かせてくれました。
風、潮、波、そして乗り手の体重、走らせ方にもよりますがちょっとしたセールトリムによって全く変わってくるレーザーの奥深さに今さらながら気づかされた一日でした。
最後に、すっかり宴会船になっていましたが猛暑の中運営してくれた大工君、阿蘇谷君、前川君に感謝です。  (レポート:佐藤き)

<結果> 成績表 ⇒
1位:佐藤潔 5-1-1-1 ( 8点)
2位:高嶋  1-2-2-3 ( 8点)
3位:芳野  3-3-5-9 (20点)
4位:平尾  2-UFD-3-2(23点)
5位:武井  4-5-6-8 (23点)

(写真上:第1Rスタート、第2Rフリーでの激しい争い
写真中上:レースの合間に泡の水分補給?
写真中下:第4R逃げ切りFinish、アウトホールの違いについて語る優勝の佐藤潔選手
写真下:暑気払いで喉の渇きを潤します)
阿蘇谷カメラマン撮影:IST_photo
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久しぶりのISTはド強風・第3回IST開催[2024.6.30]

 レーザーの春の公式戦が目白押しだったため、前回4/20に開催したISTから2か月以上開いた6/30(日)第3回IST開催が開催されました。この日はラジアル縛りISTでしたが、午後から爆風赤旗予報のため、午前中に出来る限りコース2でコンパクトにやりましょう!と運営のテーザーさんと合意。エントリーは11艇いましたが、英二さん、阿部さん、百合ちゃんは河口の波とうねりを見て出場は回避されました。

 第1R、風軸220度設定ながら、下スタ有利のスタートライン。そこで見事にポートスタートを決めたのが見目選手で、みんなの前を悠々と横切っていきました。お見事!!
これぐらい吹いてくるとウエイトを生かした平尾選手の独壇場。それを追いかける田淵選手との争いに終始します。このレース平尾選手がTop、田淵選手が2位、横山選手が3位となりました。
 第2R、早く済ませるため以降はU旗スタートとなりました。このレースでも平尾選手がTopを快走しますが、残念ながらTopホーンは鳴らずUFDだったことを悟りました。代わりに田淵選手がTop、芳野選手が2位となりました。目黒選手は沈が長引きリタイヤ、横山選手は、スタートでトラブったのか、このレースに参加せずリタイヤでした。

 第3R、益々風が上がって8-10m、波も半端ないコンディションになりますが、上位の争いは変わらず、平尾選手がTop、田淵選手が2位。
1レースの平均時間が約30分とコンパクトではありましたが、3レース終わった時点で、すでにお腹いっぱいで、体もボロボロ。ただ、まだ赤旗指令が来なかったので13時前に第4Rスタート。おそらく10mオーバーの強烈ブローが吹いていて、まともに走れなくなった見目選手、米林選手、横山選手など、皆さん次々リタイヤしていく中、完走を目指して走っていると、ハーバー監視艇が近づいてきて“ハーバーバック指令”が出され、このレースはノーレースとなりました。
 結果、走りでは圧倒的だった平尾選手はUFDが響き3位に留まり、代わりに田淵選手が優勝、芳野選手が2位となりました。いやーお疲れ様でした。  (よ)

<結果> 成績表 ⇒
1位:田淵 2-1-2 ( 5点)
2位:芳野 4-2-3 ( 9点)
3位:平尾 1-UFD-1(11点)
4位:大和 5-3-4 (12点)

(写真上:ハーバーの気象予報でも爆風予報です
写真中:優勝は“まぼろし~”の平尾選手
写真下:今季IST初優勝!!田淵選手…写真は撮り損ねたので東京湾の写真です)

東北選手権参戦[2024.6.7-10]

6月8日(土)、9日(日)の週末、福島県猪苗代湖で開催された東北選手権にTBFから10名が参戦。例年すでに梅雨入りしているこの時期、強い日差しと、控え目な猪苗代湖ブローで歓迎されながら各日3レース合計6レースが行われ、微・軽風コンディション下、スタンダードクラス(ILCA7)平尾キャプテンが2位、ラジアルクラス(ILCA6)佐藤潔選手が2位、高嶋選手が3位に入った。

湖を囲む猪苗代湖と、連なる山々の影響で、ウインドシフトは決してパターン化されたものではなく、海面に存在する風の強弱を見極めながら、走らせにくいポートでの波角度でのハンドリングなど、TBF入賞3選手のクレバーなセーリングが光った。

特にラジアルクラス(ILCA6)でのTBFによる2、3位争いは、最終レースまで順位がもつれ、高嶋選手曰く「高校生に、これがカバーリングだ!と教えるかのような完璧かつ徹底した抑えだった」と、好敵手佐藤選手を褒めながらも復讐への思いをのぞかせていた。

東北選手権のご褒美と言えば、入賞者に与えられる地元産の「お米」、全員へのお持ち帰り品「さくらんぼ」、さらに今年は、初日夜の「レセプションパーティー」が復活。地元猪苗代フリートメンバーによる猪苗代湖関連クイズと地酒の振る舞いが、各地から集まったレーザーセーラーの旅情を満たしていた。

大会前後も遊びつくす「東北大遠征」なる企てが、今年もTBFの一部メンバーによって、実行された。大会前日6月7日(金)、湖畔キャンプ場管理人たちは、怯える表情で、車の上に得体のしれないボート?ボード?を乗せた一団を迎え入れた。「今年もやつらが来た」「湖畔キャンプサイトから、あれ(ボート?)を出すのか?」管理人の目をよそに、やつらは例年通り、強風にあおられながらも大型タープを張り、大鍋料理に取り掛かった。70年代~80年代のフォーク、ニューミュージックをつまみに、翌日に控えたヨットレースへの戦略について交わすこともなく、ほとんどタメにならない話題で笑っているだけ。「あいつら、朝早く、車に載せたまま帰っていくぞ」今年もキャンプ場に大きな迷惑もかけず、異様な一団が去って行った。

異様な一団は、大会翌日6月10日(月)、郡山熱海カントリークラブに現れた。「湖で何かあったのか?」目を丸くするゴルフ場スタッフ。朝霧に包まれたコースを、朝一番でティーオフしていく一団は、湖での勝負とは気持ちあらたに、芝での勝負に没頭していった。仲間内で決めた罰則カード「3パット」が手元に残ることを嫌い、1mもないショートパットに一喜一憂、罰則カード「木」を嫌い、右にふけるティーショットに耳を澄ませて「・・・(カーン)今聞こえたなあ!」と叫ぶ。2組6名で争われた、TBF猪苗代の陣(第11回TBFゴルフ部大会)は、優勝武井選手(グロス99ネット81)、準優勝大和選手(グロス102ネット82)、3位佐藤潔選手(グロス99ネット85)。梅雨入り前の東北大遠征(別名:TBFサーフ&ターフ プロジェクト)、大いに遊びつくせたのではないだろうか。

[おまけ]
今年1月18日(木)に開催された第10回TBFゴルフ部大会の報告。(さぼっているうちに季節がすっかり変わっていました)
千葉国際カントリークラブにおいて、2組6名で争い、優勝佐々木選手(グロス105ネット72)、準優勝平尾選手(グロス111ネット84)、3位池田選手(グロス101ネット88)でした。  (レポート:ささ)

[おまけのおまけ]
(写真:東北・真の佐藤選手権で見事優勝し、“サトウのごはん”を貰って勝ち誇る潔選手)

初夏の暖かさの中!!第2回IST開催[2024.4.20]

東京湾選手権も終わり、ヨットシーズンも真っ盛りになってきた4/20(土)、第2回ISTが開催されました。東京湾の疲れが出たか?参加者はちょっと寂しい7艇となりました。
この日の風予報は、軽風から微風で、北風から南に回っていく予報です。レース予定時刻には西風が入ってきている感じでしたが、風軸が定まらず、しばし回答旗で延期し、風に合わせ再設定後レース開始です。

 第1R、コース2でスタート。スタート後、やはり左(南)に振れていく感じです。このあたりの風域を得意とする高嶋選手、佐藤潔選手、芳野選手、さらに強風セーラーと言いつつ軽風でもボートスピードで絡んでくる平尾選手の4選手がダンゴ状態でのレース展開となりましたが、最後は高嶋選手のボートスピードが勝りTopフィニッシュ。2位は平尾選手。
第2R、下スタ有利で佐藤潔選手が、ジャストスタート。即タックでポートロングなコースを走ります。このレースも同様にダンゴ状態でしたが、高嶋選手が抜け出しTopフィニッシュ。2位は芳野選手。

 第3R、更に左に振れ南に回ったので再びマークを打ち直してスタート。同じようなレース展開ですが、最終下⇒フィニッシュレグで鼻の差で高嶋選手が佐藤潔選手をかわしTop。
第4R、南風が上がるわけでもなく、同様に3mくらいの軽風でレース展開し高嶋選手がTop、佐藤潔選手が2位となりました。
結果、終わってみればオールPinで高嶋選手がぶっちぎり優勝!! 2位は佐藤潔選手。3位は平尾選手が芳野選手と同点タイながら最終Rで上になり3位を死守しました。
来週からは、長い人で10連休のゴールデンウィークに突入!江ノ島スプリングレガッタや稲毛ウィークに参加する方、家族サービスされる方、みなさんそれぞれの休日を満喫しましょう   (よ)

<結果> 成績表 ⇒
1位:高嶋  1-1-1-1 ( 4点)
2位:佐藤潔 3-3-2-2 (10点)
3位:平尾  2-4-4-3 (13点)
4位:芳野  4-2-3-4 (13点)

(写真上:最終Rが終わってハーバーバックの上位3艇
写真下:抜群のボートスピードでぶっちぎり!高嶋選手)

2024年東京湾選手権開催[2024.4.6-7]

毎年春恒例の東京湾選手権が4/6(土)-7(日)開催されました。直近2年は2日間レースとしていますが、今年も2日間レースとしました。
お蔭様で北は青森、南は北九州・高知を超え、海外のタイから全43艇がエントリー。更にレセプションも開催してフルスペックの東京湾となりました。

 初日、朝から冷たい雨が降り、寒さに震えていましたが、受付開始頃までには雨もあがり、風も3m程度の弱い北風が吹いてくれています。文字通り“稲毛の風シリーズ”の予感です。
予定通り11時、第1Rをコース1(ロングコース)でスタートし開幕!ILCA7はお行儀よくスタートしましたが、ILCA6はゼネリコとなり、早々黒旗スタート。3艇がブラックの餌食となりました。

 第2Rからは、コース2(ショートコース)に変更しますが、時々無くなったり振れる風に翻弄されながら、陸寄り(右海面)有利が多かったように思いますが、逆に左が伸びたり、なかなか読み切れません。第3R/第4Rも同様のコンディションでレース。弱い風ながら、4Rを消化できたので、上出来の初日となりました。

夕方、東京湾選手権では初の試みで、稲毛YH管理棟3階 レストラン ヴェスプチにてレセプションを開催。ハーバービューの素敵な景色を眺めながら乾いた喉を潤しつつ、若い高校生たちも、しっかりイタリア料理を堪能してもらったかと思います。平尾Capによる初日暫定順位上位者へのインタビューというか、走りの極秘情報を聞き出そうとするのが見え見えでしたが、笑いに包まれたレセプションでした。

 2日目、朝から凪ですが、辛うじて北風が残っていたので出艇。しかし本部船のあたりに着いた頃、全く無風へ。予報でいけば、南風に回る予報なので、このまま待っても暫くは吹かないと判断し、一旦AP+Hでハーバーバック。もうレースは無いと信じ艇を洗う人もいましたが、昼前に南風が入ってきたので再度出艇。
第5Rは、コース4(ソーセージ2周)の超ショートコース。ロールタック、ロールジャイブしながら何とか推進する展開。このレースは30分かからないコンパクトレースになったので、最終第6Rは、コース2でスタート。UFDにかかる艇も2艇いましたが、途中でどんどん風が無くなり、1下マークでS旗掲揚によりコース短縮ですべてのレースを終了しました。

 レース結果としては、ILCA7クラスは、初日暫定Topの江ノ島F大川選手がそのまま逃げ切り優勝!! 2位は初日4位からジャンプアップした高知F山村選手。逆に地元TokyoBayF都選手は2日目で順位を崩して3位となりました。ILCA6クラスは、こちらも初日暫定Topの江ノ島F藤本選手が逃げ切り優勝!! 2位はタイからの16歳留学生Weka君。3位は江ノ島Fの女子高生服部選手となりました。
表彰式では、平尾Capの司会進行により、お笑いをいれながら豪華賞品を飛び賞で大盤振る舞い。最後はユース選手10人によるジャンケン大会で、セールクロスの手作りバック(三浦帆香ちゃんパパ自作)などを持ち帰っていただきました。
来年も春一番レースとして開催予定ですので、各地からの遠征をお待ちしております。  (よ)

ILCA7
1位:大川  1-(7)-1-4-1-5  (12点)
2位:山村  3-2-6-(10)-5-1(17点)
3位:都   4-6-2-1-6-(10)(19点)
4位:佐々木 2-(9)-8-2-2-7  (21点)

ILCA6
1位:藤本   1-1-3-(4)-1-3      ( 9点)
2位:Weka 4-2-10-1-3-(UFD)(20点)
3位:服部   3-(20)-8-5-2-7    (25点)
4位:遠藤   9-3-6-3-5-(10)    (26点)
5位:加藤   (11)-8-2-7-7-4    (28点)
6位:若鍋   5-6-(13)-10-11-1(33点)

(写真上:ILCA7/ILCA6・第1R Start模様・・・黒旗なんですが…
写真中上:高校生たちも笑顔のレセプション模様
写真中下:各クラス優勝者の面々
写真下:集合写真!みなさんまた来年お会いしましょう)

2024年開幕戦・第1回IST開催[2024.3.31]

最高気温が25℃以上の夏日になり、3月としては観測史上最も高い日となるなど季節外れの陽気となった3/31(日)、IST開幕戦が開催されました。
海ほたるで13m吹いており、稲毛のハーバーで平均8m、瞬間10mと、いつ帆走中止となってもおかしくないコンディションでしたが、イエローフラッグにつき、みなさんラジアルで出艇!

 第1R、コース2でオールフェアスタートしましたが、ポートにタックしようとした佐々木選手がタック沈!しばらく振りで体が動かなかったようです(#^.^#) これぐらい吹いていると平尾選手の独壇場! 嫌らしい波でスピードを落とさぬよう、バンク・カニンガムのトリムを頻繁に行いながらグングン差を広げます。このレース平尾選手はTopフィニッシュ、2位にレジェンド山本選手が入り元気な走りを見せつけます。
第2Rもコース2でスタートしますが、この日は東京湾の練習を兼ねU旗スタート。2艇が残念ながらUFDとなりましたが、来週は気を付けましょうね!このレースも平尾選手がTopフィニッシュ、2位に横山選手が入りました。

 第3R、風は少し落ちてきた中、コース1でオールフェアスタート。上1でスタートした芳野選手が、得意な風域でリードを広げます。風が弱くなったため2下でコース短縮となり、芳野選手がそのままTopフィニッシュ、2位にはきっちり平尾選手が続きます。
第4R、海ほたるが17mに上がっているとの情報が入りますが、東京湾の練習もありますのでコース1でスタートします。予想通り徐々に風が強まり、老体には厳しくなってきます。2艇はリタイヤしてハーバーバックする中、強風大好きな平尾選手、佐々木選手が争いつつ、最後は平尾選手がTop、2位は佐々木選手となりました。

 結果、この日の優勝は絶好調だった平尾選手。敵なしでしたね。2位は、出艇前、腰痛だと言っていた横山選手。3位は安定の高嶋選手となりました。
来週4/6(土)-7(日)は東京湾選手権!現在45艇のエントリーがあり、また久しぶりにレセプションも実施しますので、大いに盛り上がりそうです。みなさま、気をつけてお越し下さい。 (よ)

<結果> 成績表 ⇒
1位:平尾     1-1-2-1 ( 5点)
2位:横山     5-2-3-5 (15点)
3位:高嶋     3-3-8-3 (17点)
4位:佐々木 11-5-5-2(23点)
5位:芳野     7-9-1-9 (26点)
6位:山本     2-6-4-RET(26点)

(写真中上:喜寿のレジェンド、山本選手
写真中下:この日ゴミが多かった。看板を拾った前川選手
写真下:開幕戦優勝!!平尾選手)

恒例!!門仲新年会[2024.1.23]

昨年から復活した『門仲飲み会』ですが、今年もTBF新年会として開催!
第1Rスタートは18:30ながら、第2Rから遅れて参加との表明だった某社取締役の横山さんが18時には門前仲町レース海面到着。横山さん、芳野で早々にリコールというかプラクティスレーススタート。その後、大和さん、見目さんが、プラクティスレース参戦。
18:30からの正式レース後は、大工さん、佐々木さん、鈴木栄さん、佐藤潔さん、武井さんが三々五々に集合。当日エントリーの都さんも仕事の合間に顔を出してくれました。
結局5時間居座り、終電前に解散しました(#^.^#)  (よ)