台風17号の最接近が2-3日後に迫る中、8/3以来となる約2ヶ月ぶりのISTが開催されました。今週は、江ノ島マスターズレガッタと重なったため、いつもより若干少ない11名がエントリー。
今回はRAD/STDフリー、朝方はやや軽風(3-4m/s)であったため、選手の中にはSTDを選択するも、レース海面に出ると、徐々に風が上がっていき(5-7m/s)、STD選択を後悔する選手が出たほど。ただ、それ以上の風の吹きあがりが無かったことから、最終的にはリグ選択が明暗を分ける結果となりました。ちなみに、4レースともコース2。土曜日の帆走海域のため比較的長いレグ設定となりました。
第1,2レースは40度の5-7m/s。2レースとも結果的には重量級・中量級のSTD選手(平尾・大工・大和)が上位を固める展開となりました。
途中、平尾選手が中高生の練習ブイをサイドマークと勘違いし、全員がそれに追従するハプニング。中高生はレーザーのオジサンたちが自分たちのブイを勢いよく回り始めるので、ひどくビックリした様子でした。
第3レースは同じ40度の4-6m/s。注目すべきはスタート。
スタート直前に風がシフトし、上寄りに陣取っていた一団がスタートラインを押し出されるハプニング。横山選手は機敏にベアし、その下に位置する佐藤き選手もその煽りを受けて、文句を言いながらもリコール回避。
平尾選手だけが絶好のスタートを切ったと思いきや、長音1発が曇天の稲毛沖を鳴り響く。それでも「俺やない、潔さんや」と信じてやまない平尾選手は結局リコール解消せず、フィニッシュ後リコールを通告されると、前回・前々回に続き「やってもうたー」と、天を仰ぐ結果に。もはやISTの恒例行事、今年の流行語大賞になりつつあるといっても過言ではありません。
レースは風の低下とともに、軽量級のSTD選手(高嶋・佐藤き)が上位に食い込む展開になりました。
第4レースは同じ40度の3-5m/s。最後は横山選手がやってくれました。
スタート地点で右海面にブローを察知した横山選手は他選手が左海面に突っ込む中、賢くも、ひとり右海面を選択し、1上ダントツトップ!
そのまま上位フィニッシュかと思いきや、最終レグで痛恨のアンヒル沈。涙を呑む結果となりました。
今回の運営はテーザーの皆さん。表彰式では山村さんから的確な講評を頂き、大変参考になりました。
次回は次週10/6(日)、皆さん奮ってご参加ください。そろそろ年間順位が気になる時期に!?
<編集後記>
「まさか私がISTレポートを書く羽目になるとは。。」
今夏よりIST優勝者(既作成の場合、その次点)が持ち回りでISTレポートを作成することとなって3回目。佐藤き選手→大工選手に続く3人目のレポート担当となるのは誠に光栄であるものの、如何せん、セーリングレポートを書くのは生まれて初めてのため、少々難儀しました。ご容赦ください。
ちなみに、レーザーは体重とリグ選択が重要であることを猪苗代で悟り、STDに転向して初めてのレース。今度は軽風でも順位を上げられるように頑張ります。 (レポート:やまと)
<結果>成績表⇒
1位:大工 2-1-1-1 ( 5点)
2位:大和 3-3-4-6 (16点)
3位:佐藤潔 5-5-3-3 (16点)
4位:平尾 1-2-OCS-2(17点)
5位:高嶋 9-4-2-4 (19点)
(写真中:安定した走りで優勝の大工選手
写真下:2位でレポート大和選手(左)と今回も”やってもうたー”平尾選手(右))