東北選手権参戦[2024.6.7-10]

6月8日(土)、9日(日)の週末、福島県猪苗代湖で開催された東北選手権にTBFから10名が参戦。例年すでに梅雨入りしているこの時期、強い日差しと、控え目な猪苗代湖ブローで歓迎されながら各日3レース合計6レースが行われ、微・軽風コンディション下、スタンダードクラス(ILCA7)平尾キャプテンが2位、ラジアルクラス(ILCA6)佐藤潔選手が2位、高嶋選手が3位に入った。

湖を囲む猪苗代湖と、連なる山々の影響で、ウインドシフトは決してパターン化されたものではなく、海面に存在する風の強弱を見極めながら、走らせにくいポートでの波角度でのハンドリングなど、TBF入賞3選手のクレバーなセーリングが光った。

特にラジアルクラス(ILCA6)でのTBFによる2、3位争いは、最終レースまで順位がもつれ、高嶋選手曰く「高校生に、これがカバーリングだ!と教えるかのような完璧かつ徹底した抑えだった」と、好敵手佐藤選手を褒めながらも復讐への思いをのぞかせていた。

東北選手権のご褒美と言えば、入賞者に与えられる地元産の「お米」、全員へのお持ち帰り品「さくらんぼ」、さらに今年は、初日夜の「レセプションパーティー」が復活。地元猪苗代フリートメンバーによる猪苗代湖関連クイズと地酒の振る舞いが、各地から集まったレーザーセーラーの旅情を満たしていた。

大会前後も遊びつくす「東北大遠征」なる企てが、今年もTBFの一部メンバーによって、実行された。大会前日6月7日(金)、湖畔キャンプ場管理人たちは、怯える表情で、車の上に得体のしれないボート?ボード?を乗せた一団を迎え入れた。「今年もやつらが来た」「湖畔キャンプサイトから、あれ(ボート?)を出すのか?」管理人の目をよそに、やつらは例年通り、強風にあおられながらも大型タープを張り、大鍋料理に取り掛かった。70年代~80年代のフォーク、ニューミュージックをつまみに、翌日に控えたヨットレースへの戦略について交わすこともなく、ほとんどタメにならない話題で笑っているだけ。「あいつら、朝早く、車に載せたまま帰っていくぞ」今年もキャンプ場に大きな迷惑もかけず、異様な一団が去って行った。

異様な一団は、大会翌日6月10日(月)、郡山熱海カントリークラブに現れた。「湖で何かあったのか?」目を丸くするゴルフ場スタッフ。朝霧に包まれたコースを、朝一番でティーオフしていく一団は、湖での勝負とは気持ちあらたに、芝での勝負に没頭していった。仲間内で決めた罰則カード「3パット」が手元に残ることを嫌い、1mもないショートパットに一喜一憂、罰則カード「木」を嫌い、右にふけるティーショットに耳を澄ませて「・・・(カーン)今聞こえたなあ!」と叫ぶ。2組6名で争われた、TBF猪苗代の陣(第11回TBFゴルフ部大会)は、優勝武井選手(グロス99ネット81)、準優勝大和選手(グロス102ネット82)、3位佐藤潔選手(グロス99ネット85)。梅雨入り前の東北大遠征(別名:TBFサーフ&ターフ プロジェクト)、大いに遊びつくせたのではないだろうか。

[おまけ]
今年1月18日(木)に開催された第10回TBFゴルフ部大会の報告。(さぼっているうちに季節がすっかり変わっていました)
千葉国際カントリークラブにおいて、2組6名で争い、優勝佐々木選手(グロス105ネット72)、準優勝平尾選手(グロス111ネット84)、3位池田選手(グロス101ネット88)でした。  (レポート:ささ)

[おまけのおまけ]
(写真:東北・真の佐藤選手権で見事優勝し、“サトウのごはん”を貰って勝ち誇る潔選手)

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