2015年東京湾選手権開催[2015.4.5]


 桜満開で迎えた4月第1日曜日、恒例の東京湾選手権が開催されました。
29艇のエントリーで、遠くは北海道・東北ほか遠征組も多く参加していただきました。
開催準備をした土曜日は、7-10mの“いい風”が吹き、『ラジアル練習会』で出艇したメンバーは、良い練習になったようです。
ただ、試合当日の日曜日は、あいにく弱~い振れ振れの北風に、小雨も混じった肌寒いレースとなりました。
第1R、弱いながらも走っていたので“コース1(ロング)”にしましたがこれが裏目。1時間オーバーのレースとなってしまい、ラジアルクラスは1艇しかフィニッシュできずDNF多数に!南里選手が後ろを離してぶっちぎって走っていたのを、フィニッシュ間際に艇を停めて待ってもらう配慮を頂きましたが、15分TLは厳しかったようです。
第2R、“コース2(ショート)”を選択し、今度は全艇フィニッシュし、程よいコースとなりました。第1Rも第2Rもそうだったのですが、スタートを攻める選手が多く、それぞれ3艇ずつOCSに!
2RともにOCSだった、地元2選手は、艇団を引き上げた“確信犯”だったようです。それに引きずられた南里選手も僅かにOSCとなり、TOPホーンが鳴らない結果となりました。
その後海面は鏡のようになり、しばし“風待ち”。時折現れるパフを見つけては、風向チェックに走り回りましたが、定まらないですぐに消えてしまいます。
当日最終スタート時刻14:30が迫る中、14時過ぎに少し風が入ってきたので第3Rを強行。
ここでもスタートを早る選手が多くゼネリコ2回にて、いよいよ時間が無くなり黒旗掲揚にてスタートを行い、何とかギリギリスタートを切ることが出来ました。
ただし、風の恵みは無くベタベタな感じの状況と、遠征組の帰宅を考え、コース短縮にてフィニッシュ!ということになりました。
 レースの方は、南里選手が他を圧倒するボートスピードで艇団をリード!小野寺選手、五十嵐選手がそれを追いかける展開に終始しました。
この3強の選手たちの、ロールタック・ロールジャイブは、見ていて大変参考になりました。
結果は、アルファベット無く走りきった小野寺選手(伊達F)が優勝! 2位:五十嵐選手(材木座F) 3位は最近コンスタントに上位に入ってきました地元TBFイアン選手。またラジアル1位は神木選手、レディース1位は小屋選手、4.7は1艇でしたが宇佐美選手と江ノ島ユースの3名が揃って受賞となりました。
 今回、ラジアルや4.7、レディースやユース選手など例年スタンダード中心だった東京湾ですが、バリエーションの多い選手権になりました。
すべての皆さんに堪能していただこうと思いましたが、なかなか思い通りには行きませんね。若干、“消化不良”なレースとなってしましたが、皆さんこれに懲りずにまた来年も来てくださいね!
遠くから遠征して来ていただいた皆様、本当にありがとうございました。  (よ)

<結果> 成績表およびアルバム

1位:小野寺 2-1-2 ( 5点)
2位:五十嵐 3-3-3 ( 9点)
3位:イアン 5-4-4 (13点)
4位:佐々木 8-2-8 (18点)
5位:野沢  6-8-6 (20点)
6位:高橋  7-6-7 (20点)

(写真上:下スタを目指す選手たち!
 写真中上:雨で幕張ビル群も霞んでいます
 写真中下:三つ巴のロールジャイブ合戦!
 写真下:安定した走りで優勝の小野寺選手)

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