やってまいりました、紅葉の野尻湖!空気が旨い。
前泊は安藤・六城組のみ。二日の朝九時に新木場で二杯積みの安藤号に拾ってもらってさあ出発。
首都高から関越へ入るあたりは渋滞していますが、なんとか酷い渋滞には巻き込まれず野尻湖には昼2時に到着。人もまばら。
本来の全日ならば、前日はけっこう多くの艇が練習をしているのであるが、風もないのか一艇も出ていません。
運営の方々もなんとなく“のんびりモード“。
どうやら選手の大部分は当日に到着するようで、セールを上げているのはナショナルチームのみ。韓国からの招待選手も3名おります。
挨拶代わりに「竹島は日本の領土や、勝手に名前つけんな」と心の中でつぶやいておきました。
我々もリコールナンバーをニューセールに貼り付けて、さっさと計測を済まして海面チェック。ナショナルチームはちゃんと右左に分かれて走り比べをしています。我々は昨年の北信越選手権で野尻湖はわかっている(つもり)なので、安易に北風なら左、南なら右に突っ込みを決定!
やっぱりフレフレ!たのむぜおいらのテルテール!とテルテール教祖の安藤さんと信者の六城は一本の毛糸に望みを託すのであった。
夜中に重松さんが到着して、この日は熟睡。
早朝には大西・河合潤、芳野、仙台からは横山さんらが加わり、賑々しく大会の始まり始まり〜♪
「肌寒いからではないけど、なんとなくさびしいよね・・・」
やっぱり45杯では、地方選手権と同じ規模で一抹の寂しさを感じないわけではありません。
開会式の後に出艇したものの、風が吹かずにH旗が揚がってノーレースとなりました。
日が暮れれば、ものすごい冷気で、ぐんぐん気温が下がります。
この日も時間をもてあましつつも、カントクと芳野さん差入のお酒を仙台部屋でちょっと飲んだだけでご就寝。そりゃ夜通し走ってきて疲れてるもんね、皆さん。
(仙台フリートの高橋選手は当フリートに在籍していた戻り鰹S氏の後輩だそうで、戻り鰹氏は子煩悩パパになっちゃってるとか・・・)
朝起きて窓から湖畔を眺めると、一面深い霧に包まれています。
南の風3m、芳野さんと私が本船側から出て、右を伸ばすとブローを掴んで、嬉し恥ずかし7番で回りました。大西、芳野、六城・・・周囲にはナショナルチーム・・・。1/3はタイムアウトでDNF。最終的には11位になりましたが、次のレースでは全選手こつを掴んで、六城・重松・河合は最終組でフィニッシュすることになりました。午前中は南風、午後から北風で風が上がると、スタート位置もコースでの有利不利もあんまり関係ないみたい、やっぱり上手い人は上手い・・・。
ここで一句
『野尻湖や、いつもの位置になりにけり』
結局シングルの夢は儚く、もろくも崩れ去りました・・・(まぁこんなもんでしょ)
大西 5−13−24−7
安藤 22−18−22−OCS
芳野 10−20−29−29
六城 11−41−33−36
河合 27−44−42−39
重松 DNF−43−44−40
あとは温泉とレセプションだけです、楽しみは・・・って全日ってそおいう趣旨の大会だったっけ?(だってトップセーラーじゃないもん)
したたかに酔っ払って、芳野さん湖面に落ち、私は記憶のないままに仙台部屋で焼酎片手にとぐろを巻いて安藤さんにしたためられたとさ。
昨日と同様、朝から霧がでておまけに無風でV旗が揚がって昼過ぎまで「出艇禁止」となりました。ポカポカ陽気ですし、なんとレース委員会が観光船を仕立ててくれました。
弁天島まで宮参りです。
2時ごろに風が出てきて、待ちわびたレース本番となりました。
(写真6:紅葉をバックに絵になるの図)
風はだんだんブローがときおり入る状況で下マークはいつも大混雑。はい、怒鳴って突っ込めるほど気が強くないので、いつも損してます。(でもいいんです)
ほとんどドベホーンでフィニッシュ。最終レースでは日が暮れてます。
(写真7:夕方5時には日が暮れます)
大西 10−18−17
安藤 27−22−12
芳野 34−31−27
六城 38−36−40
河合 45−40−41
重松 44−41−42
この日は露天風呂(燕温泉)まで足を伸ばしました。芦屋Fの皆さんも来られていました。
低気圧で見事な気圧配置。雨&強風。
出艇するも、シバーしていると、セールナンバーが剥がれていることを発見!
結局、リコールナンバーとセールナンバーが湖底に沈みました。ブローで12m以上吹き荒れている感じでした。ポート側のリコールナンバーが12→1となってしまったので、「安心してリコールできるね(笑)」とポジティブにはなれません(笑)
下マークで完沈してあえなくリタイアとなりました。
一旦ハーバーに着艇して、最初から出艇していない潤ちゃんにビールをご馳走してもらい、もう一レースも見送って、風が落ちたころを見計らって再度チャレンジ。
いやってほどオーバーヒール沈をしてドベフィニッシュを二回やって、本年の全日終わり。
河合嬢は初の全日本です、本人も自信がついたのではないでしょうか。
大西 25−32−16−18 (14位)
安藤 35−29−18−15 (24位)
芳野 23−22−26−20 (26位)
六城 DNF−DNS−36−31 (39位)
河合 DNS−DNS−DNS−DNS (44位)
重松 37−38−DNF−DNS (45位)
ちなみにトップセーラーの成績は・・・
沖西(福岡) 1−3−2−10 2−BFD−3 5−3−7−1 (1位)
永井(知多) 2−6−3−9 1−3−4 4−7−1−3 (2位)
飯島(逗葉) 4−5−5−4 3−1−1 1−5−4−BFD (3位) ※ひとつの5位は遊覧船で航路を妨害されたため本来ならばトップだったようです
牧野(福岡) 7−1−1−18 5−2−6 13−4−3−6 (4位)
前田(広島) 6−2−9−6 4−BFD−2 10−1−6−2 (5位)
上位四名はオリンピック強化選手ですし、実際に別格の集団でございました。毎レース1レグ以上離れておりました。流石です。
来年は唐津です。深川さんが団長です。
文責ろ